Dr. Fujitaのお話

 

歯周炎(歯槽膿漏)と喫煙について
歯周炎にとって喫煙は、最も大きなリスクファクタ−であるとされ、多くの 研究・デ−タから次のようなことが言われています。

・ヘビ−スモ−カ−(1日30本以上)は、喫煙経験のない人に比べて非常に重症な  歯周炎を発症する リスクが5〜7倍高い。 ・ヘビ−スモ−カ−は、非喫煙者より歯周炎の進行が20年はやい。 ・喫煙量(箱数×年数)の増加と歯周炎の増悪との間には直線的な関係がある。 ・難治性の歯周炎の患者の85〜95パ−セントがヘビ−スモ−カ−である。 ・歯周炎の全体の有病率は低下しているが、喫煙に起因する歯周炎の比率は、  一定に推移、または増加している。 ・禁煙は歯肉に著しい影響をもたらす。禁煙開始後数週間以内に、歯肉の炎症が  悪化(悪化ですよ)し、ブラッシング時の出血が認められる。これらの症状は  数ヶ月続くこともあるが、だいたい1年以内に、歯肉は肥厚した繊維状の状態から  正常な形態に戻ることが多い。 私も、歯周炎の患者さんで、どうしても歯周炎を何とか治したいと思って いらっしゃる方には禁煙をお勧めしています。 最近では、いかに喫煙をやめさせるかより、いかに最初の1本を吸わせないか、 の指導が大切であると言われています。

我々が使う脅し言葉
・私はこれで(タバコを手に持って)歯を失いました
・タバコやめますか、入れ歯になりますか
・喫煙は「ゆるやかな自殺」です

 


 

▲歯科衛生士のMrs. Fujitaさんといっしょにブラッシング!!